one
story

はじめまして、しゃに さえこです。

自己紹介を兼ねて、私がなぜ「one storyコーチング」を行っているかのお話をさせてください。

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私は、家庭環境も健康も才能も申し分のない、恵まれた幸せな人生を送ってきた人間です。

けれど、「幸せな私」の裏側に常に違和感がありました。

「こんなに幸せなはずのに、私はいったいこれ以上何を求めてるんだろう？」

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それは、私の「複数愛」という性質に起因していました。

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複数愛とは、恋愛志向マイノリティの一つである「ポリアモリー」に近しい、私の造語です。

「自分は、一人の人だけを愛するようにはできていない」と気づいたのは思春期でした。恋人たちからは「お前はおかしい」「本当の愛を知らない」と言われました。

「そうか、私はおかしいんだ」「絶対に次こそは一人の人だけを愛するんだ」と決意しても、いつも失敗。複数の人を好きな自分をなんとか隠そうと辻褄合わせに必死な日々の中で、どんどん自我が分裂していきました。

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幸い、すばらしい夫と出会い、やりがいのある仕事にも就き、結婚して子どもまで授かり、幸せの絶頂に達しましたが、それでも「私みたいなろくでもない人間がこんな幸せでいいの？」と、ずっと思っていました。

幸せを手に入れている”ように”見えるのは、「借り物の自分」をとりあえず身にまとって、まともに見えるように取り繕っているにすぎないんじゃないか。

だって私は一度に複数人を好きになってしまうような社会不適合者で、本当の自分をさらけ出したら万人に非難されるような人間なのに…と。

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だけど、ある時思ったんです。

「私はこのまま、死ぬまで”たった一人だけを愛するわたし”のフリをし続けるのかな？」

「ひとを愛する」ということは、いくら「常識」や「世間体」で押さえつけても、私にとっては否定しようのない、美しく気高い行為でした。
それは心の内で必死に輝きたがっている私の光でした。それをまるで存在しないもののように扱って生きていくことはもうできない、ありのままの自分を表現しようと決めました。
もしその過程で失うものがあったとしても仕方ない、と覚悟もしました。

けれども、紆余曲折の末、今私はたくさんの理解者に囲まれ、愛する家族も失わず、とても幸せに暮らしています。

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もしあなたが今、他人からの評価やことばを怖れて借り物の自分をまとって苦しんでいるのなら、その苦しみを私に聞かせてください。

あなたの心の奥底には、これまで大切に守ってきた「光」 – あなたを象徴する信念や誇りや気高さや魂のようなもの – があるはずです。

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私が「複数愛」という性質を持って生まれたのは、誰もが心の内に持っているその「光」に触れるためだったんだと、今は確信しています。
誰にも理解してもらえないと思っていても、またはあなた自身があなたを信じられなくても、あなたには必ず「光」があります。

あなた自身がその光に気づき、その光を勇気を持って輝かせることができたら、そんなあなたを「素敵だね」「かっこいいね」と言ってくれる人は、必ずいます。

あなたが主人公の、あなたにしか語れない one storyを一緒に作り上げるお手伝いをさせてください。